1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 日時:平成30年5月16日(水);午後7時~8時30分

<症例>
  71歳、男性

<傷病名>
  右肺門部肺癌

<発表者>
  八幡浜医師会・清水建哉コーディネーターから家族背景などについて
  旭町内科クリニック:森岡 明医師より症例経過について
  八幡浜医師会訪問看護ステーション・松平 直美看護師より
   それぞれご発表いただきました。

    <症例サマリ>
    <既往歴>
     平成14年胆のう摘出(胆石症)。平成16年躁うつ病、その後被害妄想や嫉妬妄想が出現し、非定型精神病の診断で精神科通院治療を継続した。薬物治療で精神科的には寛解しており、日常生活においては全く支障はなかった。当時より、主治医森岡が糖尿病、高血圧症について内科的に関わった。平成21年8月、早期大腸癌が見つかり、ESD(Endoscopic Submucosal Dissection;内視鏡的粘膜下層剥離術)にて治療。大腸癌の再発はなかった。
    <病歴>
     糖尿病、高血圧症で外来通院中、平成28年1月の定期的胸部レントゲン検査で、右肺門部腫瘍を認めた。県立中央病院へ紹介。右肺門部肺癌の診断で治療が開始された。平成29年7月に治療に反応しなくなり、右胸水も増量。8月7日、緩和ケアを主体に在宅医療の導入となった。

    <平成28年3月~平成29年8月7日まで外来通院>
     この間、県立中央病院にも通院し、短期入院を繰り返しながら化学放射線治療、輸血などを実施された。その後、抗癌治療が無効となり、在宅緩和ケアとして関わることになった。癌発見時より、精神科からの処方も当院で包括的に処方することになっていた。

    <議論の要点>
    ●在宅での経過は緩やかなもので、ゆっくりとした時間が過ぎた。臨終1週間まえくらいより容体が急速に変化し、平成29年12月27日午前5時10分にお亡くなりになられた。
    ●経過中、呼吸困難感やがん性疼痛についてはほぼ完全に緩和できた。
    ●訪問看護ステーションと旭町内科クリニックの看護師のきめ細かい看護がなによりもご本人・奥様のスピリチュアルな側面での支援になった。
    ●平成16年から主治医として関わってきた患者さんで、気心も知れており性格や家庭での生活ぶりなどは十分知った患者さんだった。その点でも医療者と本人・ご家族との信頼関係がとれており、医療者側もストレスをそんなに感じず関わることができた。
    ●長期に一般診療外来で関わってきた患者さんのケースでは、癌を発症したとき、在宅診療の場で癌治療医やコ・メディカルスタッフとの連携がとりやすく、患者さんも安心できるのではないだろうか。


<職種別参加者数>
合計  57名
医師 7名 社会福祉士 2名
歯科医 1名 ケアマネ 12名
保健師 6名 介護 5名
薬剤師 5名 その他 1名
看護師 17名 事務 1名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. 薬剤師
       薬局として何をすべきか、試行錯誤の毎日です。
       患者さんの話を聞く事から始まり、本音で話をしてもらえるよう努力する事より始めています。
    2.  短い時間の関わりとなるため、薬の知識の提供だけでなく、普通の何気ない毎日を自然体で過ごしていただける事を目標として努力して参ります。
    3. ヘルパー
       息子さんが葬儀会社に勤務され、在宅緩和ケアの理解があり、信頼される森岡先生に診療して頂いたことで安心できていたのだと思います。
       安定期が3カ月あり穏やかな最期の時間が過ごせたようなので良かったです。
       在宅緩和ケアの大切さを感いました。
    4. 看護師
       緩和ケアの中では長期の症例ではありましたが、家族との関わり、グリーフケアでの家族の言葉などとても重みがありました。
       在宅酸素の使用を嫌がる患者さんを奥さんと工夫しながら配慮されて関わられ、本人、家族との関わり、暖かい温もりのある関係作りができていたのだと思いました。
    5. 看護師
       薬に対して、医者がどの様な意味で使用するのか理解した上で、患者さまに薬の説明を行うよう気を付けようと思います。
    6. 保健師
       かかりつけ医の大切さ、関係機関との連携について再考しました。
       本ケースの場合は、長男さんの体験が結果、カギになったと思うし、主介護者の良い支えになったと思います。
    7. ケアマネ
       今回は患者さんやその家族さんがスタッフの行動や評価をされた事で、お互いの信頼感が生まれ、最後までうまく進められた症例ではないでしょうか。
    8. 看護師
       生活の中に介入する時、違和感を与えない技術が大切と学びました。
    9. 看護師
       身体のケアの必要性はもちろん、関わり方や声掛けの方法によっても、利用者の気持ちや看取りへの方向性が変わることもあるので、トータルケアの必要性を考えていきたいと思います。
    10. 看護師
       日常の中に違和感なく溶け込む、本人が何を大切にして過ごしてきたのか、今後、私自身も大切にしながら、他職種と連携しながら支援していきたいです。
    11. ヘルパー
       今回の症例では、特に家族の支えの大きさを学びました。本人も病気と闘い、奥様は長男さんの支えもあり、一緒に闘ったのが良かったと思います。
       家に帰られ、夫婦一緒に散歩ができるまでになるのは、すごいと思いました。



  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 日時:平成30年4月6日(金);午後7時~8時30分

<症例>
  59歳、男性

<傷病名>
  胸部中部食道癌、肺転移、傍大動脈リンパ節転移

<発表者>
  八幡浜医師会・清水建哉コーディネーターから家族背景などについて
  谷池内科・胃腸科:西野 執医師より症例経過について
  訪問看護ステーションSetsuko所長・菊池 世津子看護師より
   それぞれご発表いただきました。

    <症例サマリ>
    平成29年 5月 市立八幡浜総合病院受診。食道がん遠隔転移StageⅣ と診断
    平成29年 6月 松山赤十字病院に紹介
    平成29年 7月 CVポート挿入、緩和的放射線治療(40Gy)同時に抗癌剤治療FP療法
    ( 5FU/CDDP)施行。以降6週間おきに入退院をしながら抗癌剤治療。
    平成29年末頃より経口摂取困難となり1月5日に松山赤十字病院に緊急入院
    入院後はCVポートからの高カロリー輸液を開始。
    平成30年 1月11日のCTにて食道がんの急激な増大と口側食道の拡張を確認
    今まで使用していない抗がん剤(パセリタキセル)の導入を検討したが本人としては「経口摂取のめどがたたないなら効果不定でリスクを伴う抗がん剤の治療は望まない」と言われ八幡浜での療養を希望される。
    平成30年 1月16日 松山赤十字病院にて本人、息子さん、コーディネーターで面談。看護師の方から在宅中心静脈栄養法の手技を教示される。
    本人:針の交換や繋ぎ変えも自分で出来るので看護師さんの訪間はいらない。先生の所にもこっちから行くので大文夫。先がないのも分かっているから早く家に帰りたい。
    息子:心配なので訪間看護や訪問診療には来てもらいたい。お金の事は大丈夫です。
    平成30年1月19日(金)
    退院に合わせて谷池内科受診。本人、息子、CD、訪間看護同席。
    本人:何でも出来る、車も運転して受診も出来るので往診や訪間看護は必要ない。(笑顔)
    CD:何かあった時に急に行くのは大変なので来週の月曜日に先生と看護師さんで場所の確認のために一度訪問させて欲しい。
    本人・息子さんも納得され1月22日に初回訪問の約束を行う(実際は、胃の痛みがあり1月21日からの訪問診療となった)。
        在宅医療期間;2017年(平成29年)10月28日~(平成30年)1月27日
                 (平成30年1月27日 自宅にて死亡)

    <議論の要点>
    ●もともと市立八幡浜総合病院から松山赤十字病院へ紹介された経過から、在宅に戻られるとき、松山赤十字病院から在宅医だけではなく、市立八幡浜総合病院の紹介医宛への診療情報提供があってもよかったのではないか。地域の基幹病院と在宅医の連携のためにも今後コーディネーターが注意する必要がある。
    ●在宅期間が数日と短く、突然に亡くなられた。おそらく、食道癌の下行大動脈への浸潤→動脈破裂が原因として考えられた。そのような事態も起こりうることの説明はできていたが、家族が死を受けいれるための時間が不足ぎみだったことなどから、グリーフケアもその点に配慮する必要がある。


<職種別参加者数>
合計  63名
医師 11名 社会福祉士 1名
歯科医 1名 ケアマネ 19名
保健師 4名 介護 3名
薬剤師 4名 その他 1名
看護師 17名 事務 2名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. ケアマネ
       病院間での連携室の情報取扱が在宅にはとても大きな影響を受けてしまうので、調整は難しいと思います。
    2. 看護師
       地域連携室のあり方、情報共有について、多くの問題を改めて感じ勉強になりました。  地域連携室のあり方、患者さんの不利益にならない対応の方法を考えなければならないと改めて思いました。
    3. ケアマネ
       関わる期間が短く、主治医、訪看と本人、家族の意思疎通が十分に取れないまま亡くなってしまった方の症例の関わり方の難しさを考えさせられました。
    4. ケアマネ
       緊急時に連携を取りながら対応されていたスタッフの皆さんが素晴らしいと思いました。
    5. 薬剤師
       質問:看護師の坐薬の挿入の拒否の際に、テープ剤(フェントステープ)に代えた方がご本人の負担も少ないかと思ったのですが、何か理由が(本人のこだわり等)あったのでしょうか?
      (※清水コーディネーターに回答いただくようお願いしております。)

       情報を渡す側、受ける側の認識を合せるための調節をすることで、円滑な地域ケアに繋がることが勉強になりました。
       誰が言うかで納得が違うというのは、目からウロコでした。納得のために相手方への依頼の方法も考えることを学ばせて頂きました。
    6. ケアマネ
       今回、コーディネーターの関わりや基幹病院との連携が主なテーマとなり、原点に返る話ができて大変よかったと思います。
    7. 保健師
       市立八幡浜総合病院との連携について話題となりましたが、ぜひ症例を通じて、市立八幡浜総合病院が市外でオペや治療をした患者さんに対して、地域に戻った時の受け皿として関わってもらえるようになれば良いと思います。
       コーディネーターに求められる事や役割について、改めて確認することができました。



  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 日時:平成30年3月2日(金);午後7時~8時30分

<症例>
  72歳、男性

<傷病名>
  胃癌、肝転移、腹腔内リンパ節転移

<発表者>
  八幡浜医師会・清水建哉コーディネーターから家族背景などについて
  旭町内科クリニック:森岡 明医師より症例経過について
  八幡浜医師会訪問看護ステーション・坂本 美恵子看護師より
   それぞれご発表いただきました。

    <症例サマリ>
     平成25年1月26日より高血圧症で加療中だった。旭町内科クリニックで母親を在宅診療で平成28年1月7日に看取ったいきさつ有り。
     平成29年9月6日、炎天下で山で草刈の作業後、食欲不振、全身倦怠を訴え来院。肝機能障害を認め、腹部CTで多発性の肝腫瘍を認めた。県立中央病院へ紹介。精査後、低分化型胃癌で肝転移の診断だった。平成29年10月、積極的治療は全身状態が悪いため緩和ケア中心の方針となった。

     在宅医療期間;2017年(平成29年)10月28日~(平成30年)1月27日
                 (平成30年1月27日 自宅にて死亡)

    <平成29年9月20日画像>

    <議論の要点>
    ●高血圧症のため、定期的に通院されていた。経過中がんを疑う訴えもなく、血液検査などに異常はなかったため、消化器関連の検査はしていなかった。平成29年9月受診時の訴えの内容から炎天下の作業後の熱中症をまず考えた。しかしながら、肝機能障害を認め、画像診断で肝がん(転移性)を認めた。早期に胃がんを発見できなかったことを悔いているが、プライマリ・ケア医として検診などを勧めることの重要性を痛感した。
    ●経過中、松山の針灸院で色彩治療を受けられたが、緩和ケアチームとの連携関係はなく、処方内容の干渉や検査の提案など、場面によって違和感を感じながらのかかわりだった。患者さんにとっては一定の精神的安心につながったであろうと思われたが、このケースのような場合積極的に当該針灸治療院に多専門職協働チームの一員として積極的に呼びかけ、意思疎通を図るべきだったのか。当該鍼灸院の患者さんへの対応が「施術」をすれば必ず治る、治らないのは努力が足りないなどと患者さんを「励まして」おり、立ち位置として全く異なるとの理由から連携関係を築くのは無理だという意見が出された。


<職種別参加者数>
合計  49名
医師 10名 社会福祉士 2名
歯科医 1名 ケアマネ 10名
保健師 3名 介護 4名
薬剤師 3名 その他 2名
看護師 13名 事務 1名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. ●鍼灸マッサージ師
       前回、宗教、信仰の話が出たが、一度、体系的に宗教とは何か、信仰とは何か、議論する機会があってもいいのではないでしょうか。
    2. 看護師
       深い議論ができて楽しかったです。
    3. 介護士
       病気に対してどうにか治る方法を考え、食べ物や治療をされた家族様ですけど、ご本人も「生きる」という事に向き合っていた。家族様のやり方を否定せず、見守りながら接することを学びました。  ご本人が一番、病気と闘っているので弱りがちになるから、少しでも気が安らぐような会話や接し方をしていきたいと思います。
    4. 精神保健福祉士
       本人、家族が信じるところ、やりたい事を医師、訪問看護師が受容し、本人、家族が本当に困った時には安心の受け皿になっていることで、本人、家族がその人らしい満足のいく生き方に繋がっていたように感じ素晴らしいと思いました。
    5. 保健師
       標準治療と民間療法については、標準治療プラス支障のない程度の民間療法は良いかと思います。まずは、標準治療が本人、家族に受入れられるよう、身近な相談者が必要と思いました。それを誰が行うのか、かかりつけの医師、きちんとした知識を持った経験者や家族等の身近な人でしょうか。
    6. 介護士
       身体は辛い状況でも東洋医学色彩治療を信じて、絶対治るという本人の思いの中での治療は大変だと思います。森岡先生、訪問看護師の皆さんの大きな器の中で、本人、家族は安心され信頼されていたのではないでしょうか。



  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 日時:平成30年2月2日(金);午後7時~8時30分

<発表者>
  八幡浜医師会・清水建哉コーディネーターから家族背景などについて
  主治医・谷池内科・胃腸科:西野 執医師より症例経過について
  八幡浜医師会訪問看護ステーション・坂本 美恵子看護師より
   それぞれご発表いただきました。

    <症例サマリ>
     ○病歴:平成22年より肝細胞がん;四国がんセンターで手術
         平成29年2月、肝門部胆管癌:放射線治療実施
         平成29年7月、胆管癌の進行による肝不全と診断、
                BSCの方針となった
     在宅医療期間;2017年(平成29年)8月21日~9月1日
                  (平成29年9月1日 自宅にて死亡)

    <議論の要点>
    ●患者さんはクリスチャンで、信仰の厚い方だった。このことが、スピリチュアルペインを考慮するとき多くの学ぶ点があった。
    ●終末期にみられる全身浮腫に対応するとき、浮腫の原因について十分なアセスメントをすべき。一般的に癌末期の浮腫に対して利尿薬を使用することは推奨できない。むくみを取ろうとして利尿薬を使うと血管内脱水を助長し、口渇を招くことで飲水量が増え結果的に浮腫が増悪することが多い。
    ●グリーフケアの視点;親を亡くすことは過去を失くすこと、子を亡くすことは未来を失くすこと、友人を亡くすことは現在を失くすこと、配偶者を亡くすことは自分の一部を失くすこと、の視点に立ちケアをすることが重要。


<職種別参加者数>
合計  43名
医師 7名 社会福祉士 1名
歯科医 1名 ケアマネ 14名
保健師 5名 介護 4名
薬剤師 1名 その他 1名
看護師 8名 事務 1名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. ケアマネ
       今回はまだまだ仕事のできる年齢の方で、関係性のある方が自身の親であったり、奥さんであったり、兄妹だったりと、それぞれ死に対しての受入れ方に違いがあるという事がよくわかりました。本人や家族の心に寄り添うケアができるようにしたいと思いました。

    2. 保健師
       グリーフケアについて、妻は義母から「本人がガンになったのは妻のせい」と言われたり、思われたりしたことに対し、妻は自分を責めることはなかったのか。
       本人の死後にそれは心のどこかに残ってなかったのかと疑問に思いました。
       今日も大変参考になりました。

    3. ケアマネ
       信仰をもった方への関わり、死の捉え方、家族の受入れ方、共感を持って関わっていくことの大切さ等色々学ぶことができました。

    4. ケアマネ
       今回、宗教と疾患の関係性や対応の仕方など勉強になりました。

    5. 看護師
       在宅緩和ケアにおいて、本人を中心に取り巻く家族の心のケアを痛感しました。
       グリーフケアの重要性と難しさを感じ考えさせられました。

    6. ケアマネ
       宗教心が強いと心も安定し支えとなるようで「生きたい」という前向きな気持ちに繋がるようです。
       ドクターやナースが本人、家族と医学的、精神的に関わり、うまくコミュニケーションをとることで最期まで安心して過ごされたと思います。
       本人、家族からの信頼を得、素晴らしい支援だったと思います。

    7. ケアマネ
       価値観を尊重するということを大切にしたいです。

    8. ヘルパー
       ターミナルケアではその方の関係者に寄り添い、気持ちを聞き、その方らしい最期を迎えて頂けるよう自分達の気持ちを表出するようもっと考えていきます。

    9. ケアマネ
       余命残り僅かを宣告された人がどの様に思い、覚悟を持って自宅へ戻られているのか、それを汲み取って本人の望みを叶えるべく同じ立場に立って接していく気持ちを忘れずに介護職として全うしたいと思います。



  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 日時:平成30年1月5日(金);午後7時~8時30分

<発表者>
  「普段困っている症状緩和のワンポイントレッスン」(2回目)
   講師 ; 松山ベテル病院 院長・ホスピス医長

   中 橋  恒 先生

    <議論の要点>
    1. うつや気持ちのつらい時の対応
    2. 緩和ケアの時の糖尿病について
      *グループワークで症状緩和のワンポイントレッスンの振り返り

<職種別参加者数>
合計  70名
医師 9名 社会福祉士 4名
歯科医 0名 ケアマネ 19名
保健師 5名 介護 6名
薬剤師 2名 その他 3名
看護師 20名 事務 2名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. 薬剤師
       人それぞれの考え方があり、正解はないと思いました。

    2. 介護士
       訪問入浴を利用される方は、予後の短い方が多いので、そういう方とは話をよくして、少しでも気がまぎれるよう、笑顔が出るようにしています。会話はたわいのない世間話や食べ物の好き嫌いやテレビ番組や趣味などを聞いたり、話したりしています。いつも心がけていることは、必ず笑顔になって入浴してもらうことです。色々な痛みや辛い事などあるので、決めつけたりしないように気を付けて対応したいと思います。

    3. 看護師
       私自身も傾聴ということを心がけていますが、方法についてはとても曖昧だったと思いました。その方々のライフレビューよりその人の抱えている気持ちを聞き出し共感するというのは、これから訪問でやって行こうと思いました。
       ネガティブなコメントについてもそれを聞いてあげられるよう関わりたいです。話の所々に参考になるスキルがたくさんありました。
       糖尿病の管理については、現在患者さんがいるので参考になりました。

    4. 看護師
       事例でのターミナル期の診断から亡くなるまでの経過を実際細かくまとめて頂いて、色々な職種、診る角度の違いを話合い、発表し、意見を聞くことができて自分とは全く違う考えもあり参考になることが多かったです。まだまだ経験を積まないとできないこともありますが、今回学んだことを生かしていける良いきっかけになりました。

    5. 看護師
       これまでも傾聴をしていくことが大事と思っていたが、症例を通して更に寄り添いの大切さを感じることができました。

    6. 看護師
       気持ちの表出ができる、できないは大事な事だと感じました。その方の人生の歩みを踏まえて、捉える事、関わる人たちと共有し共同できる事、家族への配慮など、短期間の関わりの中で少しでも心身の苦痛が和らぐように看護していきたい。

    7. 看護師
       ターミナル期における病状の変化、それに伴う気持ちの変化に対して、「どのように関わればよいか」と日々疑問に思いながら仕事をしていました。今日のグループワーク等でとてもよく理解できました。「傾聴」「寄り添う」を大切に関わっていきたいと思います。

    8. 保健師
       本日の症例に関して、この方からの学びを次につなげるために思ったこと。
      ① ケースバイケースではありますが、告知(予後も含め)は必要である。
      ② 不安軽減のための宗教家や医療職(OB等)による傾聴
      ③ 夫のために家族会が必要と思いました。
      (何年かまえにオレンジ会主催での会が開催されましたが、)この会に参加するメンバーまたはメンバーの友人たちに呼びかけ、人材を集め取組めるとベターかと思いました。
      ※今回のテーマ、HH研修でも取り上げてみようと思いました。

    9. 作業療法士
       様々な職種からみた経験談が聞け、よい勉強になりました。また、自分自身の経験とも照らし合せて確認することもできました。

    10. 精神保健福祉士
       受容の気持ちを高め、気持ちを受け止める事を怖れないよう努力していきたいと思います。

    11. 医師
       グループワークの試みが新鮮でした。

    12. 看護師
       それぞれの職種の方の話が聞け、大変勉強になりました。患者様と何でも話せるような環境を作り、丁寧に話を聞いてあげたいと思いました。

    13. ケアマネ
       一人一人の悲しみ痛みを味わいシェアできるか、支援者としてそれにどう向き合うか、大変な技だと思います。
       評価者とならず、ご本人の気持ちに沿い、ネガティブコメントを受け止め共感していきたいです。

    14. 保健師
       事例をもとに薬の使い方など説明が聞けて、よりイメージがしやすかったです。マイナスな言葉も傾聴していきたいです。

    15. 看護師
       症例による内容について、在宅医療の難しさを感じるとともに勉強になりました。在宅医療における、患者様、家族とのカンファレンスの必要性、病状の理解の上でサポートの難しさ、大切さ、これからも勉強したいと感じました。

    16. 薬剤師
       いろんな職種の方の意見が聞けて良かったです。

    17. ケアマネ
       利用者に対しての、余命に関する話など、かなり介入していくには、関係性を作るということが重要であると実感しました。
       現在、担当している方に照らし合わせながら、今回の検討会の事例について考えることができ、貴重な時間を過ごさせていただきました。

    18. 看護師
       在宅緩和ケアだけでなく、入院患者にも当てはまり、患者に対する向き合い方を考える良い機会になったと思います。

    19. 看護師
       中橋先生のつっこみ、引き出していただく質問が良かったです。「怖い」は表記が怖いだったので恐怖と思ってしまったが、方言の「こわい」をこの方は言われているのではないかと思われます。深い意味が聞けてよかったです。

    20. 社会福祉士
       「普段着でどう関わっていくか」という言葉が先生のお人柄を現しており印象的でした。



  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 平成29年12月1日(金);午後7時~8時30分

<症 例>57歳、女性
<傷病名>S状結腸癌、肝転移、腹膜播種、癌性腹膜炎
<発表者>
   八幡浜医師会・清水建哉コーディネーターから家族背景などについて
   主治医・矢野脳神経外科医院・矢野 正仁医師より症例経過について
   訪問看護ステーション「いこい」・中村 ゆかり看護師より
     それぞれご発表いただきました。

    <症例サマリ>
     ○病歴:2012年12月26日 S状結腸癌、肝転移と診断
         2013年1月28日 原発巣切除
         2013年2月18日 化学療法開始
         2016年10月13日~2017年3月16日 化学療法
         2017年3月24日 癌性腹膜炎にて入院
         2017年5月10日 在宅療養となった
         在宅医療期間;2017年(平成29年)5月13日~9月7日

    <議論の要点>
    ●緩和ケアの終末期に患者さんが苦悶し、家族から「何とかしてくれ」と要請があった場合、どう対応すべきか、を主な主題に討論されました。
    患者さんの生活背景や、家族間の事情などさまざまな要因を考慮しながら対応することの重要性などが話し合われました。
    また、これと関連して、身体的な疼痛のみではなく、心理的・社会的・霊的(スピリチュアル)な痛みを考察しながら関わることの重要性が議論されました。


<職種別参加者数>
合計  51名
医師 4名 社会福祉士 4名
歯科医 1名 ケアマネ 14名
保健師 3名 介護
薬剤師 1名 その他 3名
看護師 13名 事務 1名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. 保健福祉士
      ご本人の痛み、苦痛を薬で緩和できない理由が息子さんへの思いからか、ということを探るやり取りがとても興味深かった。

    2. 看護師
       多職種連携協働の重要性を学ばせていただきました。患者様だけではなく家族の不安の軽減のため、サポートの重要性を学べました。また、患者様や家族の心理状態の面まで深く配慮する支援の大切さを学べました。
      ベストを求め過ぎずベターで良いとの考え方も大切である事を学べました。
      スピリチャル的な疼痛も場合によってはあることも、今回のケースから学べました。

    3. ケアマネ
      家族や多職種が不安を抱えながら協働していることがわかりました。

    4. ヘルパー
      家族様への対応として色々な意見を聞けて、そのお客様にあった方法を選択していきたいと思います。改めてターミナル期での看取りの関わり方について考えていきたい。

    5. ケアマネ
      医療処置を丁寧に教えていただき大変勉強になりました。

    6. 精神保健福祉士
      ご本人、ご家族の価値観をどこまで理解できているか、無意識に自分の価値観が滑り込んでしまわないように、と気づかせていただきました。

    7. 看護師
      取れない痛みに対する向き合い方や、多職種連携の重要性、家族の介護力を高める為の指導の必要性等勉強になりました。



  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 平成29年11月17日(金);午後7時~8時30分

<発表者>
  「普段困っている症状緩和のワンポイントレッスン」
   講師 ; 松山ベテル病院 院長・ホスピス医長

   中 橋  恒 先生

  1. 呼吸苦の改善への対応
  2. 食事量減少への対応
  3. 終末期の鎮静について
  4. 医療用麻薬(オピオイド)の使い方
  5. 腹水への対応
  6. 新しいオピオイドでの症状緩和
  7. せん妄について
  8. 緩和ケアの時の糖尿病について
  9. オピオイドの効果
  10. ステロイドの有効な使い方
  11. うつや気持ちの辛い時の対応
  12. など、具体的に困った時の対応方法についてディスカッションも交えて、説明していただきました。大変実践的なレクチャーで明日からの現場に生かせる内容でした。

<職種別参加者数>
合計  69名
医師 8名 社会福祉士 4名
歯科医 1名 ケアマネ 18名
保健師 6名 介護 5名
薬剤師 4名 その他 2名
看護師 20名 事務 1名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. 介護
      薬の使い方とか改善できる方法について、良く理解できました。
      食事量が減った方への声掛けの仕方とか参考になりました。

    2. 医師
      全身の症状緩和の方法について知識の整理ができました。

    3. ケアマネ
      新しいオピオイドの使い方がわかり良かったです。

    4. 保健師
      身近にがんの方がおられるので、家族支援に役立てたいです。
      食事については、研修等に取り入れていきたいです。

    5. 看護師
      がん症状緩和の知識が不足しており、自分なりに勉強になり大変よかったです。

    6. 歯科医師
      食事の件、大変勉強になりました。
      口腔ケアはもちろんの事、色々もっと学んで対応しなければなりません。
      11月29日、八幡浜歯科医師会では、緩和ケア勉強会で良く出るテーマの口腔ケアを再考して、愛大の中城先生に教えを頂くことになりました。

    7. 保健師
      1項目、1項目が大変重要な内容で分かりやすく講義をいただき有難く感じました。

    8. 保健師
      事例をまじえて、分かりやすく、もっと他のことも聞いてみたいと思いました。また時間があれば続きをお願いします。

    9. 薬剤師
      非常に勉強になりました。いただいた資料は分からないところに手が届く資料だと思います。この資料で勉強させてもらいます。

    10. ケアマネ
      少し難しい内容でしたが、治療の過程で、医師がどの様な判断で薬を処方されているのか、よく分かりました。

    11. 看護師
      先生の経験から疼痛コントロールや症状の緩和等について学ぶことができ、勉強になりました。

    12. 看護師
      呼吸困難に対する薬物療法がわかりよかった。

    13. 看護師
      今までの復習ができ理解が深まりました。今、訪問中の利用者さんの状態を考えながら、アプローチについて考えられました。明日からのケアに活かされると思います。先生の資料はいつも参考にさせて頂いています。

    14. 看護師
      今回、資料をみながら、説明を受けよく理解できました。今後のケアの中で生かせるようしっかり勉強していきたいです。

    15. 看護師
      今後も定期的なワンポイントレッスンをお願いします。

    16. 看護師
      ワンポイントで、1テーマに絞ってゆっくり、詳しく聞きたい内容でした。

      【勉強会の要望】
    1. 看護師
      乾性咳嗽により呼吸困難感が出現している方で、モルヒネを使用してもなかなか症状緩和が図れない方に工夫していることがあれば教えてほしい。(胃がんによる胃切。腹水)



  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 平成29年10月6日(金);午後7時~8時30分

<症 例>66歳、女性
<傷病名>膵癌、多発性肺転移、腹膜播種、多発性硬化症
<発表者>
  八幡浜医師会・清水建哉コーディネーターから家族背景などについて
  主治医・谷池内科・西野 執医師より症例経過について
  八幡浜医師会訪問看護ST・松平 直美看護師より
     それぞれご発表いただきました。

    <症例サマリ>
     病歴:平成27年4月24日膵体部癌に対して膵体尾部切除術を施行された。
     その後、化学療法実施されたが、平成28年4月に再発。
     がん治療に抵抗性を示したため、平成29年9月13日より在宅緩和ケアの導入となった。
     在宅医療期間;平成29年9月13日~10月4日

    <議論の要点>
     ●オピオイドローテイションについて、など。


<職種別参加者数>
合計  56名
医師 6名 社会福祉士 1名
歯科医 3名 ケアマネ 13名
保健師 5名 介護 4名
薬剤師 4名 その他 2名
看護師 17名 事務 1名
      <アンケートから>
      以下に参加者からのメッセージをまとめました。
    1. 歯科医師
       私も毎日忙しく仕事をしていますが、森岡先生の言われた様にスタッフの意見で背中を押されたことがよくあります。
      話は変わりますが、パーキンソン病の患者さんが待合室で倒れられ、本日、近隣の先生に助けていただきました。本当に医者として連携は有難かったです。患者さんも感謝されていました。
    2. 看護師
       グリーフケアでの家族の思いから、とてもいい関わりで良かったのではと思います。
    3. ヘルパー
       医師・医療職の対応や考えを知ることができ、良い機会になりました。
    4. 看護師
       状態悪化にそった細やかな治療や看護をされ、割と疼痛コントロールもでき、最期はあまり苦しまれず亡くなられて良かったと思います。また、家族や患者自身の意志を大切に支援等されていることも大変重要であると学べました。

      【勉強会の要望】
    1. 保健師
       がんの部位による効果的な治療(抗がん剤・放射線・手術等)の順番について
    2. 看護師
      ・麻薬の使い方(増減の仕方)
      ・ターミナル期の精神的な援助
      ・的確な症状緩和について



診療のご案内

旭町内科クリニック

〒796-0086
愛媛県八幡浜市旭町三丁目1510番地73
TEL.0894-29-1222

もの忘れ外来の案内

※ 予約制により、原則月曜日〜木曜日の午後に一般外来と並行して物忘れ外来を行なっています。
上記電話番号より受付にて予約をお取り下さい。
また、かかりつけ医のいる方はできるだけ紹介状をご持参ください。なお初回診療は15:30〜17:30頃まで約2時間を予定しておいて下さい。