第70回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:令和2年2月7日(金);午後7時~8時30分

<症例>

50歳代前半 男性
#1、左臀部有棘細胞癌
#2、肺転移

<発表者>

座長は、旭町内科クリニック;森岡 明医師
①家族状況などの説明
 八幡浜医師会コーディネーター:清水 建哉さん
②愛媛大学医学部付属病院
 形成外科 眞田 紗代子先生
③在宅主治医より症例報告
 矢野脳神経外科;矢野 正仁医師
④訪問看護の経過について
 訪問看護ステーション・Setsuko:菊池 世津子看護師から
⑤相談支援専門員からの報告
 相談支援事業所地域活動支援センターくじら
 相談支援専門員:櫻田 志穂さん

<症例>

報告内容;PDFファイルをダウンロードしてご参照ください

<議論の要点とコメント>

Facebook「えひめ在宅緩和」より(許可をいただき転載しました)
吉田 美由紀 先生の御厚意に感謝申し上げます。
『今日は八幡浜症例検討会です!
今日は愛媛大学のDrも参加してくださっていました。
今日の症例は有棘細胞がん肺転移の症例でした。
数十年前に脊髄損傷となり自宅療養中に発病。
もろもろの治療の後、本人の強い希望で在宅療養を選択。
介護者は母親。
これまで母と2人で暮らしてきた。
退院を機に、介護サービスの導入を進めたかったが、必要ないとの返事…
在宅スタッフは、本人と母親の意向を尊重しながら関わった。
退院後、暫くして肺転移が進行。
ひどい咳が出始めた。
在宅医はリン酸コデインを処方。
しばらくすると呼吸困難感が出現し、在宅酸素を導入。
しばらくはSpO2の低下なく、自覚症状もなく経過した。
安定していると思っていた矢先、呼吸困難が増強し、座って布団を抱くようにかがまないといられない程苦しくなった。
オプソ(モルヒネの即効型水薬)の処方で、症状緩和。(モルヒネは呼吸困難感に効果があります)
しかしみるみる呼吸困難感が増強。
症状緩和が追いつかなかった。
ある深夜に緊急電話。訪問看護師が訪問すると見るに耐えないほど苦しがっていた。
訪問看護師は、不安いっぱいな母子を置いて帰れず、深夜から明け方まで滞在。
何とかやっとオプソを飲み、その後に、患者さんは息を引き取りました。
訪問看護師は、治療病院の連携室に細やかに患者の様子を報告していました。
おかげで治療の主治医は看取り直前に患者に会う事ができました。
そのとき、患者さんはすごく喜びました。
治療が終了しても、これまで治療に携わってくれた主治医とのつながりを感じることができ、とっても安心されたと思います。
これらの経過を発表したスタッフは皆、目に涙を浮かべていました。
もっと早くにモルヒネを導入していたら…
病状の判断が難しかった…
本人と母親はいらないと言ったが、ヘルパーなどのサービスを導入できていれば、少しでも楽にしてあげられたのでは…
フロアは鎮まりました。
関わっているその時、みんな全力を尽くしていました。
患者と家族を思い、精一杯関わりました。
発表を聞き、患者家族とって、こんなにあったかくて心強いチームはなかったのではないかと思いました。
今日、振り返る中で見えた課題、改善策が、患者さんからのプレゼントだとしたら、この経験からの学びを次に関わる患者さんへのケアに生かすことこそが、いただいたプレゼントへのお返しだと思いました。

今日議論されたこと

「モルヒネの導入の仕方について」
●咳の症状が出現した時に、オプソ(即効型モルヒネ水薬)を導入しても良かったのではないか。
●頸髄損傷で活動量が少ないため、呼吸困難感の自覚が生じにくい。在宅酸素導入の時期に、長時間効果のある徐放型モルヒネを導入するのはどうか。
●セレネースなどの精神安定剤を併用する事で、不安による呼吸困難感の増強を減らす事もできたのではないか?

「在宅サービスの導入について」
●頸髄損傷を受傷してから長年の間、親子で生活してきた背景を考えると、外部サービスが入ることが、負担になる事もある。これまでの生活を変わらず継続したいと思うかもしれない。介護生活が大変というより、気持ちの揺れの方が大変だったかもしれない。
訪問看護師がしっかり気持ちの揺れをサポートしていた。それで十分だったかもしれない。

「残された母へのグリーフケア」
息子の介護をする事が生活の全てだった。急に介護のない生活に戸惑う気持ちを語った母。でも介護の必要な息子を自分が看取った事に安堵する母の気持ちもあった。
息子がいなくなった今、少しの刺激で涙が溢れ出す。買い物にも一人で行けない。
これまでケアのスタッフが訪問してくれていた。今は誰も訪問してくれなくなった。
グリーフケアに伺い、そんな気持ちを聞くことができたそう。
心が癒えるまで、長い長い時間がかかりそうです。関わったスタッフが、「忘れてないよ」と、時々、連絡を入れていけると良いね。
そんな話し合いをしました。』

<職種別参加者数>

合計  59名
医師 8名 社会福祉士 4名
歯科医 0名 ケアマネ 10名
保健師 6名 介護 4名
薬剤師 1名 その他 1名
看護師 24名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 看護師

    治療、入院から在宅緩和ケアへの切り替えがある中で、生活やご本人、お母様の意見を重視し、継続したケアがどのように行われたか知ることができました。退院後、支えてくださる方々の力の大きさを感じました。生活を支え、長期にわたっての支援、残された家族のケアを考えておられることにとても力強さを感じました。

  • ケアマネ

    各専門職の方々が、どの時期にどの様な関わり方をされたか、どの様な考えを持たれたのかを分かり易く知ることができました。生理的、身体的な必要性だけでなく、本人や母親の気持ちを慎重しながら丁寧に関わられた様子を知ることができました。

  • 看護師

    関わっていただいた医療関係者の方々と一緒に振り返ることができ、とても貴重な経験をさせていただきました。

  • 相談支援専門員

    定期的に症例検討会が開催され、様々な職種で考える機会がある事を初めて知りました。自分自身の関わりの中でも改めてチームで支えていきたいと感じました。

  • 福祉用具専門相談員

    家族、母と子の繋がり、絆を強く感じ考えさせられる症例でした。本人の意志、家族の意志を尊重され、関わってきたそれぞれのスタッフの方々の思いが伝わってきました。残された家族へのケア、気持ちを支えることを色々な方向から考えることは、今後学んで、感じていきたいと思います。

  • 看護師

    患者様との関わりが病院で長かったので、参加させていただきました。事故の詳しい背景、また退院後のスタッフの方との関わりを知れて感謝しています。

  • ソーシャルワーカー

    急性期の病院から在宅へ移行して亡くなるまでの在宅スタッフのご苦労が伺え、大変参考になりました。在宅の方々と、これからもっと適切に繋いでいけるようにしたいと感じました。素晴らしいチームに支援いただけたこと感謝しています。

  • ケアマネ

    グリーフケアがなかなかできにくい現状ですが、少しでも行っていきたいと思いました。田舎はできることが限られているので大変ですが、皆さんすごいチームワークで頑張っておられとても勉強になりました。

  • 保健師

    サービスの入り方、本人、家族への関わり方は一人一人違うことを改めて考えさせられました。対象者の生活を大切に守りながら関わりたいと思いました。

第69回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:令和2年1月10日(金);午後7時~8時30分

<症例>

60代後半男性
#1、胃癌
#2、肺転移
#3、癌性腹膜炎

<発表者>

座長は、矢野脳神経外科;矢野 正仁医師
①家族状況などの説明
 八幡浜医師会コーディネータ:清水 建哉さん
②主治医より症例報告
 谷池内科・胃腸科:西野 執医師
③訪問看護の経過について
 訪問看護ステーション・Setsuko:菊池 世津子看護師から
④ケア・マネージャーからの報告
 居宅介護支援事業所 西安:門田 幸代さん

<症例>

PDFファイル「症例検討会資料」をダウンロードしてご参照ください

<職種別参加者数>

合計  50名
医師 10名 社会福祉士 2名
歯科医 1名 ケアマネ 12名
保健師 3名 介護 1名
薬剤師 2名 その他 4名
看護師 14名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 介護士

    金銭的な不安を解消できるよう十分に説明すること。また、傾聴するだけでなく具体的な言葉やキーワード等、本人、家族の思いを汲み取ることが大事なことだと思いました。今後のケアに役立てたいです。

  • ケアマネ

    今回の症例では、在宅での生活が短い間だったのに、その時々で対応が良く、すごく連携ができていたと思いました。

    家族様にも寄り添っていたので、グリーフケアで前を向かれていることがわかりました。今回も大変勉強になりました。

  • ケアマネ

    複数のサービスを利用している場合、どのようなサービスをどのくらい(日、時間)利用したかが、一覧や図など、何かわかりやすいものがあれば、今後、自分が対応する時の参考になると思いました。

    また、状態変化に応じて、家族がどれくらい介護に時間をかけたのかを知る事ができたら、今後、予後に対して家族の関わりがどのくらい必要なのかを家族に説明する情報の一つとなり、家族が看取りに対しての覚悟がしやすいのではないかと思いました。

  • 薬剤師

    利尿剤、ステロイド剤の使用方法は、復習してみます。

    私の立場から今できることは、体調の変化に気付けるよう努める事しかありませんが、できることを1つずつ増やしていきたいと思います。また、余命の長さにより薬の選択も変わる可能性があることも忘れずにいたいと思います。

  • 医師

    利尿剤、ステロイド剤について勉強になりました。

  • ケアマネ

    祖父母と孫の同居、この関係性は本当の親子のようだったという報告を受けて、家族だけで過ごす時間を持てたのは良かったと思います。

    ケアマネの訪問のタイミングもよく、訪問看護の利用も少なかったのは、ケアマネとの信頼関係ができていたからだと思います。でも、もしかするとお金の心配があったのなら、詰めて話をすることは必要だと思いました。

    初回訪問でアセスメントする時に、「教わりたい」という姿勢を見せることが、何でも聞けるタイミングだと思いました。

  • 福祉用具相談員

    本人や家族様との関わり、心のケア、かける言葉等を考えさせられました。

  • 看護師

    色々と不安なことはありますが、金銭的な不安もしっかり説明して取り除くことの大切さを学びました。

    最初の訪問での聞き取りの大切さも学びました。

  • 福祉用具相談員

    孫の一生懸命さが印象的でした。

    経済的な心配を取り除くための方法の説明は、理解することができ、大切なことだと思いました。

    利用者の気持ちや家族の気持ちを探る方法については、難しい事ではありますが、自分ももっと勉強して、気持ちを理解する工夫をしないといけないと感じました。

  • ケアマネ

    本人の語りの中からキーワードを聞き取り、ケアをしていくことなど大変参考になりました。

    「教わりたい」との姿勢の重要さが理解できました。

第68回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:令和元年12月6日(金);午後7時~8時30分

<症例>

60代後半男性
#1、肺癌
#2、脳転移
#3、肺気腫
#4、特発性間質性肺炎

<発表者>

座長は、三瀬医院;片山 均医師
①家族状況などの説明
 八幡浜医師会コーディネータ¬:清水 建哉さん
②主治医より症例報告
 旭町内科クリニック:森岡 明医師
③訪問看護の経過について
 八幡浜医師会訪問看護ステーション:松平 直美看護師から
④片山 均医師より、症例の疾患「間質性肺炎)について医学的レクチャー

<症例>

PDFファイル「報告内容」をダウンロードしてご参照ください

PDFファイル「片山医師レクチャーファイル」をダウンロードしてご参照ください

<議論の要点>

  • 良性呼吸器疾患合併肺癌の経過中、起こりうる症状に対応した緩和ケアの在り方について。
  • オピオイドの等価換算表の解釈について。
  • 本人、ご家族へのきめ細かな支援の在り方について。

<職種別参加者数>

合計  36名
医師 6名 社会福祉士 2名
歯科医 0名 ケアマネ 5名
保健師 4名 介護 5名
薬剤師 5名 その他 0名
看護師 9名 事務 0名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 保健師

    訪問看護師・ケアマネさんの事例紹介を聞き、どのような在宅での療養生活を送っていたかイメージでき、如何に本人、家族と向き合って支援していたかが想像でき、本人、家族も心強かっただろうと思いました。寄り添いの支援について考えさせられました。

    グリーフケアも大切だと感じました。

  • 介護士

    良い症例であったと感じました。

    参加者全員が症例に対して考える事のすばらしさと、大切さを改めて考えさせられました。また、症例は毎回違い、パターン化されるものではないので、利用者に関わる者の勉強や成長を絶えず行わなければいけないと感じました。

    自分自身も、仕事の知識を増やすのは当然として、利用者の中へ入っていけるように自分を成長させる努力をしなければと思いました。

  • 薬剤師

    他の人の経験を自分も一緒に体験できたように思える時間でした。

    オピオイドの等価換算表に関しても、いつもハッとする発見があります。

    幼子の人との別れの受入れ方も様々だと私も思います。

    花が枯れることに別れを感じたり、動物との別れに淋しさを感じたり、各々の人となりに応じてこちら側が察するように、想像できるようになりたいと思います。

  • 保健師

    この患者さんは、地域での体操教室等で数年前関わらせていただきました。病気を発症し、入院され回復された時にも、地域の会に参加され、自分の可能な範囲での講師役をされたり、とても気力もあり、役割を続けていきたいという思いを持たれていたことを思い出します。最期まで頑張られ、生きる気力を持たれ、でも家族にも囲まれ、甘えて最期は穏やかにという話が聞けて良かったです。

  • 保健師

    何年か前に私のいとこも肺がんステージⅣでがん細胞の遺伝子検査を行い、その遺伝子に適合する治療を行ったところ、肺の腫瘍も小さくなり、転移した腫瘍も徐々に小さくなり、今に至っています。

    精密検査する病院により、こんなにも違うのかと思いました。もちろんこのケースが生検結果ステージⅣでなく、がん遺伝子検査の対象でなかったのかもしれません。またこのケースは間質性肺炎があったのですが、私のいとこの経過との違いに悔しさを感じます。

    また、たばこを吸わないことが如何に大切かも改めて思いました。

    私も今まで何人かに絵本を送りました。確か「忘れられないおくりもの」だったと思います。子供の悲しみの成長に合った絵本があればそれを媒体にして活かすのも良いと思いました。

  • ケアマネ

    片山先生の間質性肺炎についての説明がわかりやすかったです。在宅酸素の使い方についても介護職が聞いてわかりやすい内容でした。

    問看護師の家族、本人を一生懸命支える気持ちが伝わってきました。

第67回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:市立八幡浜総合病院会議室(休日夜間診療所2階)
  2. 日時:令和元年11月1日(金);午後7時~8時30

今回はベテル病院院長:中橋 恒先生の講義でした。

<テーマ>

「八幡浜モデル事業 ちょっと知りたいワンポイント」
~がん性疼痛マネージメント~

以下に中橋先生の御厚意により、講義資料をPDF ファイルとして掲載しました。
がん性疼痛マネージメント;PDFファイル

最近の新規のオピオイド製剤の使い方やオピオイド換算表の解釈等多くの示唆に富むご講演でした。
ありがとうございました。

<職種別参加者数>

合計  61名
医師 10名 社会福祉士 2名
歯科医 0名 ケアマネ 12名
保健師 2名 介護 5名
薬剤師 7名 その他 2名
看護師 20名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 看護師

    胃がん、腹膜播種、通過障害がある方で喉の痛みを訴える方に数人出会いました。消化液が逆流するからでしょうか。そのような痛みはどのように対応するのが良いか知りたい。胃瘻を入れても継続していました。サンドスタチン使用する以外、対応できることはないのでしょうか。

  • ケアマネ

    一人の人間として終末期を迎える利用者さんの生きざまにどう寄り添うか、死を理解すること、まだまだ足りないです。これからも皆様と連携しながら支援を行っていきたいと思います。

  • 薬剤師

    在宅緩和ケアに関する時、いつも思うことは知識を増やすことも大切だと思うとともに、自分の人としての成長も大切であることを思い知らされています。

    もっと多くの経験をしなければと思う時、皆さんの話をしっかりと聞き、考える事を繰り返さなければならないと思います。

  • 薬剤師

    労作性の呼吸困難からのオピオイドを使っておかなければ、終末期、注射薬の量がわからなくなるということが非常に勉強になりました。

  • 看護師

    人生の見届け人となれるよう、患者様家族のそばに寄り添える人になりたいと思います。

  • ケアマネ

    ご本人の生活史の大切さを再確認させていただき、アセスメントを大事にしたいと感じました。

  • ケアマネ

    薬の内容は、わかりにくい部分もありましたが、使い方を工夫されていることがわかりました。痛みと呼吸の関係が難しいと感じました。

    なぜ自宅で過ごしたいのか聞かれた時、説明できるような支援を心がけていきたいと思います。

第66回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:市立八幡浜総合病院会議室(休日夜間診療所2階)
  2. 日時:令和元年10月4日(金);午後7時~8時30分

<症例>

79歳女性
#1 乳癌再発
#2 右前胸壁腫瘤露出潰瘍
#3 多発肺転移・胸膜播種・リンパ節転移・骨転移

<発表者>

①家族状況などの説明
 介護老人保健施設 西安
 ケアマネージャー:寺尾 洋子さん
 八幡浜医師会コーディネータ¬:清水 建哉さん
②主治医より症例報告
 旭町内科クリニック:森岡 明医師
           阿部 千恵子看護師
 市立八幡浜総合病院外科:中津 宏基医師
③訪問看護の経過について
 看護ステーションひかり:吉岡 邦江看護師から

<症例>

PDFファイル「第66回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料」をダウンロードしてご参照ください

<議論の要点>

  • 胸部皮膚転移病巣の日常的な処置方法について、動画を供覧しながら討論した。
  • 皮膚転移病巣からの浸み出し出血について貧血が進行。その際の輸血に適応について。

<職種別参加者数>

合計  55名
医師 11名 社会福祉士 2名
歯科医 1名 ケアマネ 11名
保健師 2名 介護 6名
薬剤師 3名 その他 1名
看護師 17名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 看護師

    家族の協力もあり、在宅で看取りができたので患者様、ご家族も幸せだったと思います。

    患者教育も大切と森岡先生が言われました。在宅でのケア、看取りは家族の支援状態や家族関係、能力の見極めも大切になると思いました。

    きちんとした教育をすることも病院で関わる看護師の役割だと感じました。

  • 看護師

    良い症例であったと感じました。

    病院だけで看取るのではなく自宅で看取る体制がある事を学びました。

    入院中からも患者、家族の要望、願いを聞きながら最後も皆でカンファレンスしながら考えていく医療のあり方に学ぶものがありました。

    在宅医療では患者家族も一員となって処置に参加するため、患者家族の教育、指導という私たちの入院中からの関わりも大切であるのだと感じました。

    病院では身体症状ばかりに目が奪われがちですが、今回、家族のケアの大切さも感じ、在宅で看取るという意味を考えさせられました。

  • ヘルパー

    とても大変な創部の処置を家族が週3回も施行し、家族もチームとして関わっていたことが素晴らしいと感じました。

  • ヘルパー

    今回の症例は、30年と長い期間頑張ってこられた方でした。最期を自宅で迎えられたことが良かったと思います。娘さん達も頑張って介助していたので、家族の絆を感じました。

    娘さん達がお母さんの処置をしていたのは、すごいと思いました。普通はあの大きさの傷を見ただけで嫌がると思うのに、それを見てお母さんも「頑張って」と言っているのもすごいと思います。

  • 保健師

    ケアマネージャーの方は、ご本人、家族の支援にどのように関わっておられたのでしょうか。

    症状や処置の経過はとても詳しく分かるのですが、ご本人やご家族の生活や思いも見えてくると、支援する側が気付くポイントや配慮すべきことなどが学べるのではと思いました。

    誤嚥のリスクの高い方でしたが「食べることが好き、肉がすき」で2時間かけてでも食べておられた患者さんとご家族に食事や嚥下についての支援はどのように関わられたのでしょうか。

  • 医師

    患者さんが在宅医療を行って、何が良かったのかを具体的に知りたかったです。

  • 看護師

    どのように過ごしたいのかライフストーリーから考えていくことが病院側も必要だと思いました。よりよく在宅で過ごすためにも必要だと思います。

第65回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:令和元年9月6日(金);午後7時~8時30分

<症例>

① 79歳女性 慢性腎不全、糖尿病、高血圧症、C型肝炎、難聴
② 87歳女性 慢性透析、胃癌末期

<発表者>

① ことぶき荘ケアマネージャー 井上 英津子様
② 市立八幡浜総合病院 副院長・泌尿器科 武田 肇先生
③ 市立八幡浜総合病院 看護師 菊池 美恵様
④ 八幡浜医師会コーディネーター 清水 建哉氏

<症例>

PDFファイル「第65回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料」をダウンロードしてご参照ください

<議論の要点>

  • 終末期とは言えない透析導入患者さんのかかわりに、多職種が総力を結集して支えた経験は今後のケアの参考になるとともに、本人の透析導入の是非について自己決定支援をいかに進めるかが議論された。
  • もう一題は、がん末期の透析導入についての考え方、本人への支援のありかたを、家族が透析現場を体験することで何が大切なのかを模索した症例で学ぶべきことが多かった。

<職種別参加者数>

合計  48名
医師 5名 社会福祉士 2名
歯科医 2名 ケアマネ 14名
保健師 4名 介護 5名
薬剤師 2名 その他 1名
看護師 12名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 医師

    終末期の末期腎不全患者さんの維持透析の導入、中止にまつわる倫理的問題のアプローチについて、今回の症例検討で考えさせられる点が多かったです。

  • 保健師

    今回の資料でネコまで記入された関係図は大変大切だと思いました。ペットも家族の一員で人により重要性は異なるとは思いますが、大切な視点だと思いました。

    透析の現場を家族が見ることで、本人の気持ちを理解し、本人の選択を尊重することに繋がるのだと思いました。

  • 看護師

    どのように自宅で支えるかを地域で考えたことが良かったと思います。

    社会資源に限りがあり、冷たいようだが透析を強く勧める必要はあったのかという先生のご意見も理解できます。一方、本人の意思決定無く透析を開始することと、本人、家族と何度も話し合いを繰り返して、透析を開始するのではお金(社会資源)の使い方の意味も違ってくるというご意見があり、本人の意思決定の必要性、重要性を再確認しました。

  • ヘルパー

    今回の透析について、在宅での生活を続けるために周りの関係事業所がうまく関わってどうしたら良いか考えたことが素晴らしいと思います。一番大事にしている生活のあり方は何かを考えてあげることが大切だとわかりました。

  • ケアマネ

    社会資源を十分利用するためには、自分自身がきちんと社会資源にどんなものがあるのか、把握していなければならないと改めて感じました。

  • ケアマネ

    自分の存在がペットによって感じられることが生きることに繋がることがあるので、ペットのことも十分考慮することが必要だと思いました。

第64回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:令和元年8月2日(金);午後7時~8時30分

<症例>

62歳男性、膵体尾部癌

<発表者>

①医師会コーディネータ¬ーより家族背景などについて
 八幡浜医師会:清水 建哉ケアマネージャーから
②主治医より症例報告
 中野医院:中野 憲仁医師から
③訪問看護の経過について
 看護ステーションひかり:吉岡 邦江看護師から
④行政の取り組み
 伊方町地域包括支援センター:井上 操センター長から

<症例>

PDFファイル「第64回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料」をダウンロードしてご参照ください

<議論の要点>

  • 家族の歴史、関係性の中でそれぞれの思いを抱えながらも、その人らしく生きる為に、様々な支援者が連携しながら関わることの大切さについて意見交換がなされました。
  • がん緩和ケアではトータルペイン(4つの痛み)のうち、医療者は身体的な痛みに目が生きがちですが、ソーシャルワーカーの目から、経済的な痛み(社会的な痛み)にも注目した支援が必要。

<職種別参加者数>

合計  50名
医師 8名 社会福祉士 1名
歯科医 2名 ケアマネ 13名
保健師 4名 介護 3名
薬剤師 4名 その他 0名
看護師 14名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • ケアマネ

    「社会的痛み」について意見がありましたが、もっともだと思いました。

    今回、担当させていただき勉強になりました。

    私自身、「死」について考えながら、本人や家族様、関係者様と時間を共有できたと思います。

  • 保健師

    この家庭への支援は、地域や家庭を良く知っている地域包括が関わっていたことも支援が本人のみでなく家族の支援につながったと思います。

    今回のケースは健診からの発見という事ですが、やはり検診は大事で、健診受診率の高い町での事例でしたが、開業の先生方も通常受診では不可の検査項目があれば自治体の健診をおすすめして頂ければ有難いです。

    支援を受けることは、良い意味で「助けられ上手」とも言えます。自立心を持ちながら必要であれば助けられることも良いことで、大事だという教育も必要だと思います。

  • ヘルパー

    医療費の説明は最初に行うということは、とても重要な部分だと思いました。

  • 薬剤師

    お金への価値観の難しさを学ばせていただきました。そのために介入が難しくなり手をさし伸ばしにくい状況の中で苦労されたのだと感じました。

  • 保健師

    家族の歴史、関係性の中でそれぞれの思いを抱えながらも、その人らしく生きる為に、様々な支援者が連携しながら関わられているケースで勉強になりました。

  • 保健師

    いつも自分だったらどう関わるだろうかと考えながら聞いていますが、質疑応答を聞き、自分の考えの浅さを痛感します。今回も「本人が一番大事にしているものは何か」という原点を忘れてはいけないと改めて思いました。

  • ヘルパー

    在宅ケアは、本人を中心に本人はもちろん家族も含めてのケアが大切だと思います。

    医師を含めての在宅医療、ケアは本当に家族も安心できたと思います。良いチームケアがこれからも進むと良いと思います。ヘルパーも含めてチームになれるよう頑張っていきたいです。

  • 薬剤師

    フェントステープとオキシコンチンへの変更の仕方は勉強になりました。

    「本人が大切にしているものは何か」を知る事で、治療の道が見え介護が始まるということが心に残りました。

第63回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:令和元年7月5日(金);午後7時~8時30分

<症例>

96歳女性、僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁腱索断裂)、慢性心不全、再発性誤嚥性肺炎、慢性腎臓病、老衰

<発表者>

①医師会コーディネータ¬ーより症例(1)の家族背景などについて
 八幡浜医師会:清水 建哉ケアマネージャーから
②主治医より症例報告
 旭町内科クリニック:森岡 明医師から
③訪問看護の経過について
 八幡浜医師会訪問看護ステーション:坂本 美惠子看護師から

<症例>

PDFファイル「第63回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料」をダウンロードしてご参照ください

<議論の要点>

  • 代表的な非がん疾患である慢性心不全の症例だった。高齢の患者さんと娘さん二人暮らしのケースで、訪問看護がかかわった歴史は長い事例だった。患者さんの人生最後の段階を迎えて、娘さんが母の死をなかなか受け入れられない場合のかかわりについて議論された。

<職種別参加者数>

合計  55名
医師 7名 社会福祉士 3名
歯科医 2名 ケアマネ 13名
保健師 2名 介護 5名
薬剤師 4名 その他 0名
看護師 18名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 医師

    日本心不全学会は2016年に「高齢者心不全患者の治療に関するステートメント」を発表し、そのなかでアドバンス・ケア・プランニング(ACP)と緩和ケアについての提唱が行われました。しかしながら心不全の緩和、終末期ケアはまだまだ確立されたものではありません。
    今後、この会が非がん患者の代表格である心不全終末期について考え、発展させる場になってほしいです。

  • 薬剤師

    人は思いがけず、独りよがりになることがあるかもしれません。無理強いすれば離れてしまいかねない。一つの事を伝えるのに色々な言葉があり、それを選択することは難しい。本当にそう思いました。
    服薬を望まない人にどうすれば抵抗なく医師の指示通りに服薬してもらえるのか、私の立場なりに考え続けていきたいと思います。そして、人に教わり続けていきたいと思います。

  • 看護師

    患者様、家族様のケアをする上で、会話の中にヒントがあり、視点を変えると情報が得られることを学びました。

  • ケアマネ

    今回の娘様は、ケアマネでない立場で関わらせていただきましたが、症例でみると、とても難しい方の印象をうけました。向かっている先は一緒でも、娘さんの気持ちや理想が高かった分、支援者としては難しい時もありました。時間はかかりましたが接する中で、いろいろ話をしていただき雪解け水のように少しずつ受け入れて下さった娘さんですが、ある意味一生懸命、お母様との時間を過ごされていたことを知り驚きました。
    現在、心疾患をお持ちでADLが少しずつ落ちてきている方を担当しています。今日学んだことを生かしていきたいと思います。

  • 介護

    今回は娘さんの母に対する思いをどうしていくかが難しい問題でした。人に伝える事の難しさを感じました。娘さんの気持ちや考え方を聞くことが大事だと思いました。寄り添うということには色々なケースがあると思いました。

第62回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:令和元年6月7日(金);午後7時~8時30分

<症例>

(1)85歳 男性 認知症・廃用症候群・誤嚥性肺炎(在宅にて永眠)
(2)91歳 女性 認知症・心不全・廃用症候群・誤嚥性肺炎(入院中)
(3)88歳 女性 脳梗塞後遺症(左片麻痺)(入院中)

<発表者>

①医師会コーディネータ¬ーより症例(1)の家族背景などについて
 八幡浜医師会:清水 建哉ケアマネージャーから
②主治医より症例(1)(2)(3)全例の病状経過について
 矢野脳神経外科:矢野 正仁医師から
③症例(1)の訪問看護の経過について
 訪問看護ステーションSetsuko:菊池 世津子看護師から
④症例(1)の口腔ケアの取り組み
 瀬尾歯科医院:谷本 芙美歯科衛生士から

<症例>

PDFファイル「第62回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料」をダウンロードしてご参照ください

PDFファイル「第62回緩和ケア検討会資料」をダウンロードしてご参照ください

<議論の要点>

  • 「いのちの終わり」における意思決定の特殊性は、意思決定した行為や結果を本人が検証しえないという点。だからこそ信頼関係の構築がなにより重要。
  • 患者さん本人のベスト・インタレスト(その人らしい生き方を模索すること)を考えるという態度は、医療コミュニケーションの本質。
  • いのちの終わりに向き合う時こそ、その方の生きてきた道のり、過去について丁寧に教わる必要がある。その方の死生観や価値観を教わらずして、支援方法は見いだせない。
  • とかく私たちは目の前のこと(今)にとらわれて、(過去)について知ろうとしない傾向がある。答えは全て、その方の生きてきたストーリーの中にあると思われ、貴重な人生の物語を、その方の言葉で教わることに、価値があるのではないか。
  • 食べることができなくなった方への、口腔ケアについて。

<職種別参加者数>

合計  61名
医師 6名 社会福祉士 2名
歯科医 1名 ケアマネ 19名
保健師 2名 介護 6名
薬剤師 6名 その他 1名
看護師 17名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 薬剤師

    家族関係図を確認する時に、亡くなった人に関しても確認し話を聞くことは、その人の人生における価値観を知ることとなり、すべての糸口となるのかもしれません。終末期に関わることとは、その人の人生をたどることから始めなければならない。短い関わりの中でいかに感じる事ができるか、自分に不安が出てきます。
    食べ物の経口摂取に関しては、これから勉強していきたいと思います。
    全てがその人の日常生活を知ることから始まるのでしょうが、これが難しいと痛感しました。

  • ケアマネ

    QOLについて、今実際に関わっている方のことを考えました。本人の思いや希望に寄り添う援助をしたいと思いました。症例を聞いて、様々な専門職が関わり連携しながら、在宅の看取りを支えていると思いました。
    経口摂取についての考え方がとても参考になりました。

  • ケアマネ

    口腔ケアの具体的な説明があり、とてもわかりやすく勉強になりました。

  • 薬剤師

    非がんの看取りの話で、非常に勉強になりました。
    推測ではなく事実を知るという言葉が自分に突き刺さりました。

  • 薬剤師

    切口の多さが多職種の勉強会の魅力だと感じました。

  • 保健師

    回復の可能性があるにもかかわらず、治療やサービスを拒否する方の「意思決定」に対して、どう対応していくのか。その意思を尊重し、放置してしまうことは、倫理的に問題にならないのか。実際に関わったケースで悩んだことがあります。今日の事例のテーマとなった「意思決定」と「倫理」について、参加者で、もう少しフリーに話し合い議論ができれば有難いと思います。今でも自分の関わりをどう評価していいのか悩んでいます。

  • ケアマネ

    命の管理、お金の管理を誰がどうしていくのか、今後大きな課題となってくると思います。

  • ケアマネ

    経口摂取困難で意思決定ができず、家族の受入れも難しいケースはどうケアすれば良いのか、悩むところです。QOLを大事にして最善の方法を探ることが必要だと思います。

  • ケアマネ

    訪問歯科診療の利用に関わったことがなかったので、どのようなことをしているのか知ることができ勉強になりました。

  • 言語聴覚士

    退院時、食事についての指導を考える必要があると思いました。

第61回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜市保健福祉総合センター4階 会議室
  2. 日時:平成31年5月10日(金);午後7時~8時30分

<症例>

92歳、女性

<傷病名>

胆嚢癌・肝内胆管癌

<発表者>

①医師会コーディネータ¬ーより家族背景などについて
 八幡浜医師会:清水 建哉ケアマネージャーから
②主治医より病状経過について
 谷池内科・胃腸科森:西野 執医師から
③訪問看護の経過について
 八幡浜医師会訪問看護ステーション:松平 直美看護師から

<症例>

PDFファイルをダウンロードしてご参照ください

<議論の要点>

  • 日本臨床倫理学会出席の報告。
  • 医師による余命の説明が看取る家族の意思決定に大きな影響を与えました。家族にだって生活がある。
    見通しを伝えることの重要性。
  • 病院主治医からのコメントなど、病院・診療所・訪問看護・訪問介護など、多職種連携の成果について話しあわれました。

<職種別参加者数>

合計  43名
医師 8名 社会福祉士 2名
歯科医 1名 ケアマネ 11名
保健師 3名 介護 1名
薬剤師 2名 その他 1名
看護師 13名 事務 1名

<アンケートから>

以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  • 歯科医

    お孫さんのお気持ちもよくわかりますし、医療サイドの気持ち、思いも良く理解できます。家族が周りにたくさんいれば、割り切って役割分担をしても良かったと思いました。
    西野先生のそのタイミングが大切だったと思います。正しいことを伝える動作は重要だと思います。森岡先生の「見通し」というキーワードは今後診療に使わせていただきます。

  • 看護師

    他職種連携及び役割の努力の結果、連動する看取りであったと思います。清水ケアマネの多職種へのパイプ役はいつも感謝しています。

  • ケアマネ

    ご長男様の支援の際にお手伝いさせていただきました。ご本人様はとてもしっかりとぶれることなく、息子様の疾病と向き合い、寄り添っておられた姿を今も思い出します。最後まで気丈に自分の生活をご自分らしく生きぬかれたご本人様の生き方に感動しました。お孫様が家業を背負い、父親やお母様がわりのご本人様、義父様を見送るという大役を一気に受け止める辛さやしんどさは想像を絶するものだと思います。ましてや、ご家族の培ってきた名声や地位などに押しつぶされそうになっても愚痴を言わず、気持ちを整理することも難しかったのではないでしょうか。とかくご利用者様だけに視点を合せて支援をしてしまいがちですが、周りにいるサポーターの方やご家族の精神的な支援も行う必要があると自分で再確認できました。
    最期まで細かくご支援された皆様のおかげで、ご家族様が最期まで一緒に過ごせるようにサポートされたことは、今後の支援にも生かせるように私も学んでいきたいと感じました。

  • 保健師

    ご本人様が最期の生き方を意思決定できる方で、それを支えてくれる周りの方がいらっしゃったことは大きかったと感じました。
    この症例検討会そのものが、支援者のグリーフケアになっていると思いました。色んな方がそれぞれの立場で思いや考えを安心して話せる機会はとても大切だと思いました。

  • ケアマネ

    今回は家族さんがひ孫夫婦という症例だったのですが、仕事も大変な時に本人さんを看取れるのか不安だったと思います。本人の希望通り家におられたのは良かったです。周りのサポートの大切さがわかりました。

  • 保健師

    「怒鳴りあえる」は相手に甘えている、そんな気持ちがあるからだと言われていましたが、私も振り返ってみるとそのような背景があると思いました。
    医者の気持ちがお孫さんに伝わり、本人の思う生き方ができたと思います。介護サービスでも、本人の意思より家族の意向が優先されることが多々ありますが、このような生き方ができてチームの関わりが良かったと思いました。本人にとってもお孫さんにとっても、ご家族にとってもベターだったと思います。

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また、かかりつけ医のいる方はできるだけ紹介状をご持参ください。なお初回診療は15:30〜17:30頃まで約2時間を予定しておいて下さい。

2019年1月7日~22日

<愛媛新聞掲載>

掲載許可番号
d20190822-006